企業微信アプリ開発完全ガイド:既存の勤怠+Activiti承認システムをH5で連携する実践
多くのチームにとって企業微信(WeCom)の開発は、ゼロから新しいシステムを作るのではなく、次のような、より一般的で現実的な場面に向き合うものです。業務システムはすでに存在し、長年稼働している——勤怠モジュールはとうにリリース済みで、承認フローは Activiti 上に会签(全員承認)、或签(いずれか1名が承認)、組織構造に基づく段階的承認といった複雑なプロセスを実装済み、承認プロセスから勤怠データを参照したり連携したりもしている。いまの要望は、このシステムを企業微信に持ち込み、従業員がWeComワークベンチでタップするだけで使えるようにし、ユーザー名とパスワードを再入力することなく、入室すれば自分の勤怠データと承認待ちタスクが表示されることです。
この前提では、H5アプリ方式はミニプログラムよりも適した選択になることが多いです。既存システム自体が Angular + SpringBoot の Web 構成であり、H5ならフロントエンドのページとバックエンドのAPIをそのまま再利用でき、企業微信 OAuth2 ウェブ認可(snsapi_base)と組み合わせることで完全にサイレントな自動ログイン(免登)を実現できます。デプロイすれば即座に有効になり審査・リリースが不要なため、承認フォームを頻繁に調整する場合のイテレーションコストが最小で済みます。
本記事では「既存の勤怠管理システム+Activitiの複雑な承認フロー」を背景に、H5方式を主线として、業務システムを書き直さずに企業微信側の連携を完成させる方法を体系的に解説します。重点は、OAuth2 サイレント自動ログインの完全な連鎖、企業微信アカウントとシステムアカウントの紐付けマッピング、JS-SDK デバイス機能の呼び出し、そして Activiti の会签/或签/組織構造承認と勤怠連携をWeCom側で実現する方法(承認待ちプッシュ、カードからのワンクリック承認、組織構造同期)です。